テクノドン

音楽の自分内での流行り廃りってのは、記しておくべきだろうなあ。人生におけるその時期ってもんを表すというか。2007年6月期はもうこれです。YMOが1993年に再結成した際の作品「TECHNODON」。

TECHNODON

TECHNODON

どうもタイトルと内容があまり合わないような気がするなあ。この作品は当時は別に好きじゃなかった。子供だから。でもやっぱり大人の音楽だねこれは。子供にゃあ解らん。一言で言うと、洗練されきって綺麗でスムースなテクノ。だって当時なんて電気グルーヴのオールナイトニッポンじゃあロッテルダムテクノとかかかってた時代だし。そりゃあそっちにひかれますよ、子供なんてしょせん下品で野蛮な存在ですから。それは「パワー」なんですかね。無駄に有り余る。でもやはりここは「LOWPOWER」ですから。

そういやあタイトル画をまた妻に作ってもらって、これはもう「余裕」って漢字の感じを受けるね。LOWPOWERでなんだって余裕でしょっていう、LOW!ってね。「!」がね。元気なんて無くたって元気くらいそりゃあ普通以下の当たり前っていう、元気さを感じるね。そういう元気をもらって元気に生きてるね僕は。で、テクノドンもそんな余裕だな。これくらいはいつだって出来ますよ、っていう。テクノドンの良い所ってのはそういう所だよね。アイディアやテーマが無いってわけじゃなく、「軽い」。軽やかに洗練。その辺見習うべきだよ、世界中。まあ僕は日本人が一番だって思ってるから、常に。正しく受け継ぐよいずれ。