VSTインスツルメンツ その4 「Synth1」

ポリフォニックシンセというのはCPU負荷が高い。高いけど、やはり使いたい。
という事で、なるべく軽くて、かつ多彩な「使える」音が出せるのが欲しい。
となると、なんだかんだでSynth1という事になる。
http://www.geocities.jp/daichi1969/softsynth/


synth1


元々国産VSTとして超有名である。
しかし自分的には、パラメーターが多すぎてインターフェイスがちょっと使いにくい辺りで、
ポリシーに多少反するという事で敬遠していたのだが、
ポリシンセで軽いものを探してたら、やはり試さざるを得なかった。


しかし、実際使ってみると、思った以上に軽いし、
パネルも200%表示にして、スライダー表示を切ると、使いにくさの印象が消えた。
そして本体と一緒にダウンロード出来る音色ファイルを読み込ませると、これは実に使える!と。
これだけ軽くてこれだけ多彩な音が出るってのは、ちょっと他に無いんじゃないの?と。


その多彩さには、内臓エフェクターが結構作用しているんだけど、
シンセにエフェクターなんて邪道だ、動作が不安になるし、
そんなもん片っ端から全部切ってやるぜ、とか思ってたんだけど、
このsynth1のエフェクターはこういかにもエフェクトっていうよりかは、
シンセのパラメーターの一部という感じで、良い多彩の為のみに作用している感じがある。動作も軽い。
サイト見ると、エフェクトに関しては色々改善されているみたいで、
その辺りで昔使った時とは印象がガラッと変わっているのかもしれない。
それに、いいエフェクトが内臓されてるってのは、はっきり言ってすごく便利。


これが国産ってのは、誇るべき事ですよ。シンセの国の底力見せてる感じがある。
しかもフリーだからね、フリー。金かける必要なんて無い。
Synth1使いこなせさえすれば、シンセサイザーの音というものに関してはほとんど問題無いと思う。
これを基本として、応用として他のものを使うべき。