春の音楽雑記

 もう4月も8日。フレッシュな気持ちにももう一段落といったこんな時期。春の音楽と言えども特に新しい発見は無く、過去の発掘と過去の繰り返しばかり。結局晴れてさわやかな日はカジヒデキ、雨でアンニュイな日はザ・スミス、そもそも気分というものを自体を否定したい日は小音量でテクノを流しっぱなしといったもんです。カジヒデキは過小評価されてるよね。Lovsongsなんてほんと名盤だと思うね。様々な音要素をなんでもかんでも爽やかなPOPに昇華させるって事は、すばらしい事だよ。

lov song

lov song

 無気分といえばこないだ中古屋のレコードのコーナーに、こんなデカいCDが売っていたので、買いましたよ。
VISIONARY SOUNDTRACK BY TOWA TEI

VISIONARY SOUNDTRACK BY TOWA TEI

 内容は、電子ピアノっぽい音がピンポローンと60分なり続けるCDが1枚と、屋久島(だっけ?一回も聴いてない)自然音が60分鳴り続けるCDが1枚の2枚組。定価5000円くらいだったはずだけど、これで5000円って!もうそこまで行くならむしろ、ケースに宝石とか動物の皮とかあしらって、5万円くらいで売った方がいいんじゃない?(皮肉)。でも1000円だったので、1000円なら、モノとしての存在としてもいいもんです。ただ、音色の方が、あまり自分の好きな音色じゃなかったりはする。ちょっと高域がウザく感じる事が多い。あと30分を超える辺りから、段々音が耳障りになり出す。どっかに監禁されて、ずっと水滴の音聴いてて、気が狂う、みたいなそんな症状の初期段階・兆候があらわれ出す、という感じか。でも逆に、それを求めている人がいたら、この音楽はマスト。