Musical baton from知子



Q1:コンピューターに入っている音楽ファイルの容量は?

マイコンピュータの中のマイミュージックフォルダ 335MB

iTunes Music内 132MB

MP3変換後、保存しているフォルダ 1.25GB

計 1.7GB

以上コピペ




Q2:今聴いている音楽は?
職場なので無し。有線の変なイージーリスニングのクラシックみたいなのはかかってる。でも有名曲とかでは無いので、聴感上的には嫌いでは無い。クラシックの有名曲とか流された日にはノイローゼになる。このへんの感覚とはつまりメロディの功罪。





Q3:最後に買ったCDは?
スクリッティポリッティの1st

Songs to Remember

Songs to Remember





Q4:よく聴く、または特別に思い入れのある5曲は?

思い入れ、というものに聴いただけで意味を解する事が出来る歌詞は必要。よって全部日本のみ。


Bloodthirstybutchers 「-100%」
 出だしの歌詞が「荷も無く不荷もなく 手に入れた自由 源流れ伏せ 拡散打つ流れ ホワイトノイズ 整然な汗 複雑に吐き 非線形なカオス」ですよ。その通りまったくもって非線形なカオスな歌詞世界。でも、感動した!(小泉純一郎風)。曲調的にはアンビエント感すら漂うおだやかさ。しかし音と歌詞の混沌の間から伝わる、静かに激しいエモーションの溢れ具合はまったくもって唯一無二。決して女子受けもしないし、男子でもグッとくる人は少ないであろうと思われるが、内部にエモーションを溜め込んだ孤独なカオス野郎には、この素晴らしさが解るはず。アルバム「ヤマネ」とシングルHAPPYEND(特にカップリングの「地獄のロッカー」)は必聴。多分自分にとって永遠の心のベストテン第一位。


FISHMANS 「WEATHER REPORT」
 FISHMANSの音楽の空気感は独特で、それはやはり歌詞が作り出す部分が大きい。音ももちろん素晴らしいのだが、音的にあまり凝ってない初期のアルバムも後期のアルバムと並列に何の違和感も無く(少しはあるが)聴けるのは、おそらく空気感がまったく変わっていないからだ。最初のシングルが「ひこうき」で最後のシングルが「ゆらめきInTheAIR」という辺りがなんというか、実に象徴的なたまたまというか。変わらざるヒマ感、空感、二人ぼっち感。FISHMANSの音楽は自分にとって永遠に欠かせない。
「空中キャンプ」は誰もが認める名盤で実際にマジックもおおいにかかっている唯一無二の名盤なのだが、初期のも全て素晴らしくて、欠かせない。
曲単位では、選べないけど、思い入れといえば、第二回目のライジングサンロックフェスの時、日が暮れてきて夜のステージが始まる迄の待ち時間に、巨大モニターで「WeatherReport」のPVがかかった。この時、空気が変わった。野外で大衆の中に居て突っ立ってる、という特異なシチュエイションにより、本当に、まさしく、空気が変わる瞬間というものを体感したわけだ。暗闇に真っ青な大空が広がっていた。


東京事変 「群青日和
 椎名林檎の曲は素晴らしい、単純に。ポップスとういうものを確実に意識し、外れそうでも外さない。背後にはまた凄まじいカオス(トラブルメーカー気質、精神的不安定等の女性的カオス+才能人としてのカオス)を感じるが、そのカオスすら、過剰なイメージの打ち出し、コスプレ等、パフォーマー的側面に大いにプラスに作用させている。要は、非常にコントロールしているのだが、コントロール不能のコントロールとでも言うか、まあカオス。でコントロール不能のコントロールによる大衆の為の最強のポップスたりえている所が。だからまあ曲もアルバムも全部ひっくるめないと椎名林檎というアーティストの素晴らしさは見えてこないのでどの曲が特別という事は無いのだが、この東京事変のこのシングル曲はもう凄まじいばかりのポップス具合が実に好きだな、という事で。


小沢健二 「今夜はブギーバック
 彼の活動全般もまたポップスとういうものを確実に意識しており、しかしこちらは外す時は外す。半ば意識的に外す。この辺は男性特有の感覚だと思う。男は、はずすのだ。この事を覚えておいて損は無い。女は、はずさない。まっしぐらだ。男は、流れもあるが、なかば意識的に外してしまう。
男の不安定でもってポップスに邁進するのは彼くらいのものだ。他に居ない。カオスは大概ロックンロールの中に隠すものだが、なぜポップス、それでもポップスに全てを捧げる。段々ポップスという言葉に余計な広がりと多用な解釈が感じられるようになって来たので言葉を変えると、あくまで「うた」というものにこだわるのだ。全ては「うた」の為に音は鳴らされ、言葉は綴られる。その為固有のスタイルというものは存在しない。この辺椎名林檎も共通して言えるが、アルバム全部音のスタイルが違うのだ。で曲はこれまた選べないのだが、「今夜はブギーバック」は元のは多分初めての「カラオケで歌える本当に好きな曲」だし、Eclecticヴァージョンは知子と出合ったあたりによく聴いていたので思い入れ充分なので、ブギーバックでいいです。


東京No1ソウルセット 「KEY WORD」
 ビッケの詞、川辺ヒロシの音、渡辺俊美のメロディ。正に三位一体の最強で非線形のトライアングル。バンドマジックという言葉があるが、それは音の役割が違う関係性での音におけるマジックを指しているわけだが、このトリオは制作上での役割のマジック。そりゃあもうマジックでカオス。これはありそうで、あまり無い。しかもそれぞれがそれぞれにカオスでカオスのレイヤーで、正にコントロール不能。この曲はそのマジックの真骨頂で彼らの最高傑作。正に、詞!音!メロディ!、全てがある意味異常で、まったく他に類するものが無い不可解な感動を呼び起こす。しかもバンドマジックと違ってこっちのマジックは形になって残るという事は素晴らしい事だ。




どうやら自分にとって特別な音楽とはある種の不安定さが不可欠という事に気付いた。





Q5バトンを渡す先は?
これを見た人先着5名早いもの勝ち。