コペンハーゲン

 マルメから電車でたったの20分ほどで、デンマークの首都コペンハーゲンに着く。とりあえずForexでまた両替。今回はまあさすがに慣れたというか、簡単にスムースに両替出来た。この時は少し自分の成長を感じた。駅から出ると眼前に大きな壁、TIVOLYという文字、上にはジェットコースターのレールが見える。すなわちチボリ公園という遊園地がいきなり駅の目の前にある辺りが、なんとも変わっている。街の佇まいは相変わらず、何とも言えず北欧風味である。しかし石畳というものはまあトランクを引いて歩くには相変わらず歩きにくいのだが。


 地図を見ながらホテルに向かう。大きい道沿いにいきなりそれらしき建物があった。しかし、そこはあくまでホテルに隣接したジムであった。そこからジム沿いにホテルの入り口を探すが、その道が思ったよりも長い。手ぶらであれば何の問題も無いが、重いトランクを持った身としてはその中途半端にある距離が、ちょっとこたえるものがあった。


 ようやく入り口があり、入ると、なかなか近代的な佇まい。ホテルのフロントに向かう際は、三度目と言えどさすがに緊張してしまう。が、かなりスムースにいった。この時はかなり自分の成長を感じた。透明なエレベーターに乗って2階へ上がる。部屋の前の廊下に入る際にもうカードが必要なセキュリティ的システム。しかし密閉された廊下は蒸し暑い感じ。そんな中番号を見つけ、部屋を開ける、と、なんと!広い!だだっ広い!とても二人部屋とは思えぬだだっ広さであった。しかもきれいでこりゃあ最高だよなんて思っていたら、一つ重要な欠落を発見した。冷蔵庫が無い!冷蔵庫の無いホテルの部屋などユースホステル以外経験した事ないぞ!何故に無いのか?これはストックホルムのホテルで冷蔵庫の中の飲み物を勝手に金を払わずに飲んだたたりか?とにかくこれにはまいった。あと窓が大きくて日当たりが良いからか、暑くなって来て、その調子で出かける服装を選んだものだから外に出てみたらこれがまた寒くてまいった。


チボリ公園の横をすりぬけ、中心部に向かう。しかしデンマーク、街並みが古い!スウェーデンの比では無く、とてつもなく古い感じが漂っている。何百年前、って感じの。ガイドブックに書いていたのだが、デンマークは戦争時など、古い美しい街並みを守る為に降伏したりしていたそうな。徹底してます。