Libretto30

 


































 この前オークションでリブレットなる小型PCを落札した。こいつのスペックはメモリが20MB(!!しかも増設してこれ)、CPUが名前忘れた100Mhz相当位?、ハードディスクは2G(これはなかなか)。まあ実にやれる事は限定されている。でもその限定されているって所が面白いのだ。使えるソフトは昔の軽いソフトばかり。しかしパソコンにかける余計な負担も少ないのか、動作は軽快で安定している。これぞLOWPOWERの極みと言えよう。
 しかし笑えるのがウインドウズ95のリカバリーがフロッピーディスクで47枚(!)ってところ。それもちゃんとついてきた。いちおうリカバリーは欲しいんでついてくるのを選んだのだが、まあ物体的には非常に邪魔です。昔はこれが普通だったのか・・・・


 でこのPCこそを自分は音楽作成マシンにしたいという事での購入だった。きっかけはRolandの"MC-303"やYAMAHAの"RM1X"のような、1台で多数のトラックを扱え曲作りが出来るいわゆるグルーブマシンといわれるもの、こいつの導入を考えたのだが、どうも見た目が悪いし、入っている音色自体はあまり使えないと思われるので、音色差替えっつうのもどうか?音色がシーケンスに影響してくるだろうし、とかなんとかどうも気にくわない要素が多かったので、それならいっそ小型PCにしたわけです。PCなら何でも出来るし。しかし、有用なソフトさえあれば、ですが。
 で、使えそうなソフトについてのあたりはもうついてたんで、それにTDKサウンドカード"DMC9000"を組み合わせて、サンプリング(サウンドフォント化して、だけど)も出来るGMグルーブマシン、という計画を立ててて、で実際に計画通りに使えております。DMC9000は既にMIDIポートとして使っていたのだが、今回こいつの導入にあたってまた買った。相変わらず安い、1500円也で落札。これはサウンドフォントも使えて(2MBだけど)、GM音源でもあるのでCCやRPN、NRPNも使えるものは使えるので一応エディットも出来る。なので一応これで、グルーブマシン使用って感じのシーケンスの手軽なスケッチとしては出来ない事は無い、はず。
 ところで最初はMT-32をメイン音源にして、こいつでエディットしたりしてコントロールしようかと目論んでもいたのだが、PCのあまりの小ささに、あんなに小さいと思えたMT-32が突然バカでかく見えてしまって断念。本当に小さすぎ。YAMAHA"QY-10"なみの小ささ。この機動性というのは実に素晴らしい。4000円ごときでここまでの満足感を得る事が皆様にはおありだろうか?