VSTインスツルメンツ その2 「iblit」

VSTインストというもの、まずはベーシックなシンセサイザーが欲しい。
しかしまあ何をもってベーシックとするか。
VSTというものまずは動作が軽くて安定しているのが一番。
そしてパラメーターは多からず少なからず、マウスやパッドでも動かしやすいツマミサイズ。
そして適当に触って良い音が出て、適当に触って嫌な音が出ない、という様なものが理想。
で、探した。
いちおう15年近くシンセと触れ合いについて考えている自分基準で、絶対お勧めなのが見つかった。
iblitっていうモノシンセ。
http://www.bostreammail.net/ers/iblit.html


iblit


まず上記の理想の条件を完璧に満たしつつ、
そんな理想以上に、とにかく操作性と音が良くて、正直感服した。
でも何故にモノシンセ?と思う事なかれ。
3オシレータのモノって所がいいんだよ。
ホビーとしての音楽、音楽理論って所で勝負出来ない自分の様な人間には、
鍵盤で和音を奏でるより、オシレーターのピッチのズラしで音楽を奏でる方が良い。
コードっでもんは3度、5度みたいな感じで、決まってるわけで、
それをオシレーターのピッチずらしでやった方が、簡単だし、音の響きもきれいな気がする。
何より演奏が簡単、ってのもあるし。


そしてオシレーターの波形もSAWかPULSEかのどっちか、っていう潔さ。
自分はSQUARE波ってあまり好きじゃないんだよ。
この辺りが最初に書いた、適当にいじっても、好きな音しか出ない、という要素でもある。
シンセサイザー等の感覚的なクリエイティブ・ツールにおいては、大は小を兼ねない。
要らないものは、無い方がいい。
そういう考えに立つと、このシンセは自分にとって最低最強。まさにLOWPOWER。


ちなみにポリで鳴らしたい時には、Poly版もあります。
http://www.bostreammail.net/ers/polyiblit.html




あとVSTインスツルメンツを鳴らす時に、発音の遅れが気になる状態であったら、
ASIO4ALLというフリーソフトを入れてみる。
http://www.asio4all.com/
こいつはオーディオドライバで、これを入れるとVSTの発音の遅れというものが無くなる。
自分の場合、なんだか良く解らないが、入れただけで発音の遅れが無くなったので驚いた。
魔法の様なソフトである。