睡魔の友

冬はコタツで酒なんか飲みながら本見たりTV見たりしてたら、ついついウトウトと居眠りなんかしたくなるわけですが、
そうなると風呂なんか入るのが非情に億劫になったりなんかしてしまいがちで、
そんな時にはなんとか面倒臭さを上回る楽しみを無理矢理作り出すのが良い。


昔っから風呂で何度も何度も聴いてきたフィッシュマンズの「空中キャンプ」。
昨日は居眠りして眠くてたまらなかったが、こいつをiPodに入れて風呂に臨んでみた。
やっぱりいい。最高に気持ちいい。
このアルバムは至る所で名盤名盤とささやかれているが、そして自分でもそう考えていたが、
考えるとか考えないとかじゃなくて、これはもう理屈抜きだな、と思った。

空中キャンプ

空中キャンプ



とはいえ、今回新たに少し発見した部分としては、非音階的な音ってもんを実に効果的に織り交ぜているな、と。
そういう音ってのが、音楽にとって非常に重要な要素だという事を最近思った事があったが、それを裏付けた。
しかし改めて驚かされる、この生気の無さたるや!
佐藤伸治があっけなく死んでしまったのも結局の所、「人生はおおげさなものじゃない」という歌詞に象徴される生き様、
すなわち簡単に言うと生気の無さが、病に打ち負けてしまった原因ではなかろうか???とか思った。
病は気から、と申します。
病と友達になり、死と友達になる、生に対するこだわりのなさ、
そういうものは良くも悪くも、ですが、学ぶものもいっぱいある。