清貧
- 作者: 青木雄二
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本
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この本の内容におおいに共感を覚える自分もマルキストであろうか?
この本と同時に手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を読んでいたら、時代的にアカに対する凄まじい反発。
そう考えるとこんな本が出せるってのは実に言論の自由の世の中になったのだなあというのと同時に、
青木雄二は本当に病死だったのだろうかなどとかんぐってしまう。
実に惜しい人を失くしたものだ。
そしてまた同じ時に家から持ってきた「美味しんぼ」47巻。
青木雄二は語る、海原雄山は語る、「豊かさ」について。
世の中がどうしようもなくずっと不景気なのは、大本営発表なんかに惑わされず、普通に考えたらわかる。
どんどん労働条件も賃金も悪くなっていく一方。
ひどい話、これからは死人もいっぱい出るだろう。
そして「豊かさ」こそがキイワードとなるのだ。
豊かとは、何でも自由に金が使える事じゃない。あらゆる面での精神の自由である。
いずれは結局のところテメエでなんでもやるしかなかろうね。
バカな経営者やバカな労働者になどかまってられるかってんだ。
清貧。これで良し!