LOW POWER

12月になってからなんとなく流れが変わるぞという感じがあったが、良くも悪くも、といった感じ。
とにかく問題は、悪い意味でのLOWPOWERに陥ってしまっている、という事。妻が仕事に出だした事が大きい。
実際ここ数年、こうして自分一人で過ごす時間ってのがほとんど無かった。
その反動もあり、自分を律する事が難しい。
自分一人だったら、あれしなくてもこれしなくても、まあいいか、という事になる。
それが積み重なると、人生自体、生活自体が、まあいいか、という事になる。気力の問題。


気力を得る為に、人は結婚し、子供を作る。そういうプログラムが人間に為されている事を感じる。
人生を30年近く生きると、解ってくる事実、生きる意味など無いという事。
昔から「浮浪雲」なんかで何度と無く目にし、心にあったその事が、実感を伴い、はっきりと目の前に突きつけられる。
気力の世界は、気力でもって安定する、綱渡りの世界。自転車でもあるか。進まなければ安定しない、っていう。
「高橋名人の冒険島」とかね。常に進んでフルーツを取っていかないと、ライフが無くなり死ぬっていう。


疲れるようだけど、さほど疲れるでも無く、人は毎日を暮らす。
しかしやがて病苦に苛まれる。そこが辛い。
どこかで降りたがっている自分との闘いで、またしなければならない事に追われ、いくら休んでいても気が休まらない。
とにかく冬って所も大きなネックだろうなあ。皆で冬眠出来るならばどんなに良いかもね。
春に目覚めた時が新年あけましておめでとう、っていう。