大きな話③

ものの供給はリクエストシステム。例えば、家具なら国有の家具工房A社の単独市場で、このA社の商品を国民は安く購入出来る。質が良くデザインも良いし、そして無いものは国民から提案できる、という仕組み。従業員は公務員。質とデザインが良ければ国外からの需要も高まる。基本的には様々な分野でのこの加工貿易が主な国家の生業となる。


雇用は希望に応じた交代性。容易に転職が出来る。(ほとんどの職業が公務員なので)
職場にとらわれない国民の有給休暇システム。長期の休暇も可能で、自分が休んでいる間は誰かが働く。自分が働いている間は誰かが休む。その代わり国民の祝日は無し。曜日の概念も薄い。各企業の長は上級国家公務員のエリート。従業員側からのリコールも容易。


犯罪者には重罰。その為犯罪が少なく、警察官も多くない。しかし必ず屈強な男が任務にあたる。また国民にはそれぞれスタンガンの帯行を強制する。学校で「護身術」を必修科目とし、金的、目つぶし、関節技、寝技の様々なバリエーションを国民皆が繰り出せる。国民皆で守る、犯罪の無い社会。その為、街並は全体的にどこか見通しの良い作りで、そこかしこに広場や公園が多い。


町並みが美しく、観光客も多い。観光街には広く美しい公園、店は選曲喫茶や漫画喫茶が多い。アンティーク屋、古着屋、リサイクルショップ、古本屋も多い。図書館の設備や書物が充実していて、外観は仙台メディアテークみたいな。美術館、博物館などの文化施設も多い。
街での主要な交通手段は路面電車原動機付自転車。街中では自動車の乗り入れは禁止。無料駐輪場はそこかしこに。


続く




ところで、地方自治体ってどこまで勝手に、っていうか独自に出来るものかね?条例とか。国家じゃなくても、自治体ジャックとかでも良かったりして・・・・。まさか、本気度0%の架空のお話ですよ全て。