大きな話②

国家を作るなら、当たり前の事を当たり前にしたい。


例えば、無駄なものは作らずに、良質なものを作って、そのものを直しながら大事に使う事だとか、でもモノに縛られたくないから、飽きたら、物々交換したりオークションしたりして、モノを回していく事だとか。無駄なエネルギーを使わずに効率の良いエネルギー消費だとか。その為に朝起きて夜眠る事だとか。音楽や映画は素晴らしいものだけど、コンパクトディスクやDVDは地球環境に良くないし、とっても無駄なものなので、データ流通主義にする事だとか。


どうせCDからデジタルデータにしてiPodなんかに入れるのだから、手間も省ける。でもジャケットとかスリーブがなくなるのはつまらないから、コンセプトはコンセプトで一冊の小冊子を発効したり、WEBページを作ったり、PDFをつくったりのメディアミックス。


作品のコピーなんて規制する必要ない。政府が芸術作品を買い上げて、国内へは無料で配布する。希望者はメールを政府に送り、政府は希望者にメールで送ってあげればいいわけだ。ただで手に入るのに、わざわざコピーする奴などいない。国外への流出対策は、音声ファイルに細工をしておけばいい。人間の聞こえない周波数で、そのファイルを特定出来るわなを施しておいて、機械にかければ、ファイルが特定出来るようにする。誰が流出させたかが一発でわかるわけだ。もちろんそいつには法違反の罰を科す。


国外への輸出ももちろん奨励。それはさすがにCDに焼いたり、レコード盤にしなきゃ駄目だろうけど。輸出分は国家の収入源。それは商業主義音楽対策でもある。それで世界でバカ売れするような作品はこの国家からは生まれないようにする。独自性、芸術性重視。革新的かつ良質で、売れないような作品を保護する事がとにかく重要であり、ヤマっ気のある奴は最初から国外で活動してくれというスタンス。


(そのような一貫したスタンスは、ブランド力の向上につながる。現在の資本主義社会の情勢を見ても、大事な事はそういう事に変わりつつあるわけで。)


続く