納豆騒動

 今回の納豆問題は、まずもちろんTVがいちばん悪い。しかし簡単に真に受ける視聴者も悪い。TVで流す情報というものには、実に胡散臭く眉唾な情報というものも多い、という事は、昔から決まりきった事だ。そしてしかし視聴者というものはその大半がTVから流された情報を、無防備に受容してしまう事も、昔からわかりきった事である。


 だからその内容が嘘だろうが本当だろうが、そんな事はどうだっていいのである。問題なのはTVであおる事自体、簡単に真に受ける事自体であり、内容が真実であろうが嘘であろうが、製作者が納豆関係者や小売関係者に謝罪すべきである事、そして視聴者も、周りの迷惑を省みず、自分勝手に突如として納豆を大量に購入し、需要供給のバランスを崩した事を反省すべき*1である事に違いは無いのだ。


 なによりがっかりなのは、恐らく一度はスーパーから納豆が消え去ったのであろう、今現在として、納豆の価格が不当に高騰している事だ。納豆3パックが160円台なんて、実にバカげている。そんな値段で、絶対に買うものか。いくら売れようが、収穫量に波のある野菜とかじゃ無いんだから、しょせん一時の嵐、知らぬふり、知らぬ顔を、通して欲しかった。つまり具体的に言うと、いくら売り切ればかりでも、98円で売り続けて欲しかったものだ。値段が変わらないはずな物の値段を変えるという事は、小売店側の想像以上に、影響の大きい事だという事をしっかり認識してもらいたい。大豆は、日本の宝なり(適当)。


http://www.ohyamatofu.co.jp/natto/index.html

麦とろ納豆は意外と旨い。そもそも98円で売っていないので、こんなご時世にはいかがでしょうか。http://www.ohyamatofu.co.jp/natto/index.html

*1:例えば極端に資力のある者は、突如として街中のスーパーから全ての肉を買占め、その街の人々のその日の夜の食卓に肉料理を並ばせなくする事だって可能なのだ。そういう話を考えよ、と思うわけだ。