気がつけばこのブログを始めて一年が経っていた。一年、長いようでもあり、短いようでもあり、しかし思うのは、日々流されるように過ごしていれば人生自体が流れるようにさらさらと、流れて行ってしまうのではないだろうか。人道とは水車の如し、半分は水流に従い半分は水流に逆らって回る。流されて流れを知り、流れつつ流されない、そんな風に生きたいものです。それにしてもしかし、秋っていいなあと思う今日この頃です。本来ならば雨にも負けず風にも負けず・・・といきたいところではありますが、雨に負け風に負け雪にも夏の暑さにも負けてしまう小生ゆえ、やはり秋にはあらゆるものが何もかもが本来の素晴らしさでもってそこにあり、何者にも邪魔されない。芸術の秋読書の秋。素晴らしいキャッチフレーズではないか。芸術も読書も、人間の知性に訴えかけるものであり、必ずしも必要では無いようで必ず必要なものである。何故に厳しい季節は、人間の知性への探究心を阻害するのであろうか。ところでスポーツの秋でもあり、ふと思うのは、スポーツをしなければ人は不健康になるのであろうか?と。今の自分の考えでは、スポーツなどしなくとも決して不健康に陥る事は無い、と思うが。肉体の不健康で死ぬ者がどれだけいるだろうか。あらゆる死に至る原因とは、BODYの内部のあらゆる機関の不具合であり、それは人にしろ機械にしろ同じ事だ。すなわち内部を健康に保ちさえすれば良いわけである。内部の健康の為にはやはりあらゆる負担を減らす、それすなわちブログのタイトルでもある"LOW POWER"をこころがければ良いと思う。怒らず(興奮は当然色んな箇所に負担をかける)、悩まず(ネガティブな精神はあらゆる機能を低下させる、すなわち無駄な負担がかかる)、食べ過ぎず飲み過ぎず。しかし時に怒り、悩み、食べて飲む。この辺がいわゆる匙加減ってやつで、何事もほどほどってなものです。簡単なようで、難しい。人は弱い。誰しも、弱い。そして、それに対する根本的な克服は無い。自分は自分の弱さと闘って克服してきました的な意地っ張りな人間ほど、まとえばまとうほどに、本来の弱さは際立つものだ。コツとしては自分を許し、人を許し、その許しに報いて仁義を尽くす事ではないだろうか。一人であろうと、二人であろうと、大勢であろうと。何にしろとにかく気張る必要は無い。余計な力はいらない。一年前に抱いたLOWPOWERの志は、若くうつろいやすい魂においても、変わらず中心にあった事が驚きでもあり、喜びでもあります。