マルメ3

 カジの地図は教会を基点として様々な場所がその周辺にあるというものなので、まずはBARを探そうと地図を見ながらその辺を徘徊。・・・どうもよく解らない。二手に分かれて探し回ったのだが、見つけるまで結構時間かかった。ちなみに知子が見つけた。地図はいまいち道が簡略化されている為、こりゃあ苦労しそうだなと先を思いやる。
 しかし一つ見つけるとあとは芋づる式に結構あれもこれもと発見出来た。ただしかし、タンバリンスタジオは結局よく解らなかった。この辺だろうなあという所までは行ったのだが、ここだ!ってのが無かった。とりあえずあきらめ、これまた地図についていたSibylaなる屋外ファーストフードで昼食。


 午後はまずMyrolnaという古着屋みたいなのを探す。が、これが最も問題であった。まったく見つからない。それもそのはずで地図では道を間違えているのだ。バスターミナルと同じ道では無く、一本先の道なのだ!これ、もし行く人が居たら重要情報ですよ!忘れずに。一本先です!ってほとんど無意味情報だろうけど。それが解るまでに大変費やした、と。ちなみにMyrolnaは休みであった。まあそれは多分そうだろうなとは思ってたんだけど*1、なんかスタンプラリー感覚でもう営業してようがなかろうがどうでもいいという感覚ではあった。


 その後はまた教会辺りに戻り、教会周辺のスポットを探す。この辺になるともう知子はくたびれていた為、教会で休ませて一人で回る。壁紙屋、アンティークショップ、と結構簡単にみつかったが、やはり営業はしていない。残念。あと最後のスポット、ミュージアムが見当たら無い。もうカジの地図は信用しない。住所を手がかりに街の地図を見る。やはりカジの地図は間違えていた。ミュージアムは教会のすぐ近くであった。灯台元暗し。


 ミュージアムは無料なので入る。広大な空間、大きい壁に、小さな作品。アートの展示には余白が重要なのだ。かなりおしゃれな空間。これはかなりお勧めです。マルメに行ったら行くべし。写真をとりたかったが写真撮影は禁止なので、超小型ハリネズミカメラで適当にシャッターボタン押したくらい。まだ確認はしていない。


 その後疲れきって、ホテル周辺に戻る。ホテルのすぐ裏手にフォームデザインセンターというこれまたアートギャラリーって感じの、これまた無料スペースに行く。ここもかなりのおしゃれスポットであった。最初は写真って駄目だろうなあと撮るのを躊躇していたが、思いっきり記念撮影している現地人(?まあとにかく白人)が居たので、遠慮せずに写真を撮る。ここは閉まる間際でちょっと急ぎ足ではあったが、堪能した。あとここは外観がすごい。


 その後、マルメ・ヒュース城のある公園へ。実に広い公園。その辺をうろつくには大きすぎる鳥が居てビビる。この時日本人の家族が居て、久しぶりに他人の日本語を聞いた。俺の持っていたシスターホルガを見て子供が一言、「ほそながいカメラだな〜」と。しかしこの公園も、鳥のふんはあるが、まあ例によって非常にきれいである。疲れが癒された。


 で、ホテルに戻る。自転車どうしようかなあと悩んでいてホテルに戻る事をためらっていたのだが、もう疲れきったので、とにかく戻る、と。で自転車の事もまあ知らんぷりというか、何か言われたらそれには対応するが、何も言われなかったらそのまま作戦で行く事にした。まあ実際何も言われなかったのでそのまま鍵を持ったまま、最初あった所に自転車停めたまま。


 で、次の問題が夕食どうしようかという事であった。最初はカジの紹介していたBARに行くつもりではあったが、基本的に疲れていたのでまたあそこまで戻るのは厄介(知子)&外国人があまり来ないようなBARで店員と対応するのが非常に気が重かった(俺)、という双方なんとなく気が進まず、結局一人で買出しに行く事にした。

*1:この日は日曜日であった。向こうでは日曜日は皆休む