いい感じ、やな感じ
己の感覚、英語で言うなら「センス」というもの、閉じた領域にあるものでは無い。
それぞれ千差万別な各個人個人の好き嫌いにはさらされても、
黒は黒い感じだし、白は白い感じ、っていう、通じるものはある。
それゆえ、外見における、いい感じ、やな感じ、ってのは、結局の所その人間の内面が見透かされているわけだ。
かっこ悪い人が、かっこつけてたら、誰がみてもやな感じ。
特定の流行に従っているのは、若者だったら、らしくていいけど、大人がそれじゃあちょっと。
全身でロックな人が歩いてきたら、あっロックな人だ、って思うけど、
本当に内面から全身全霊でロックな人だったら、かっこいいって思えるだろう。
お金持ちが高い服着てれば、ああそういう世界で生きる為に、いい生地の服を着ているのだな、と思うが、
それほどでも無い人が高い服を着てたり、普段の仕事着がいい生地だったりだと、
見栄や虚勢をはっている様にしかみえない。*1
小さき者ほど自分を大きく見せようとする。すなわち大きく見せようとするさま自体が、小ささだ。
見た目の外見の話だけではなく、言動や行動の一つ一つ、外にあらわす、表現全てがそうだ。
実力の無い人間ほど偉そうにしているものだし、小ささというものは誰もが驚くほど的確に見抜いている。
自分らしくも自分本位にならず、無駄無く、美しく、楽しく、軽く、
そんないい感じを常に支柱に中心に据えて、動きたいと思う。
*1:20代30代の半端な若者よ、ファッション雑誌は全てが広告だと肝に命じよ。そういう関係性で成り立っているものだ、と。