ニューシティisオールドシティ

秋田市は大町、元ダイエーと、その向かいファッションアベニューADに行ってみた。ちなみに元ダイエーの駐車場は何も買わなくても一時間無料。しかしまあ、その廃れっぷりはどうだ。まあもはやダイエーじゃないわけだから、全然関係無いわけだが、エスカレーターなんか乗ってると、中学時代、高校時代の思い出などがよみがえる。2階はこうだった、3階はこうだった、ゲームセンターで70円のパインソーダをよく飲んだっけ、などなど。すべて現存せず、単なる思い出となってしまった。元ダイエーから地下を経由してADへ向かう。元ダイエー地下半分はスーパー、そしてブックオフのパクりのような本屋があった。小さい店舗が集まったよくありがちな食べ物スペースもあり、そこに居た客は全員が全員ノーマルじゃないタイプの方々。正に場と空気に合致したメンツであり、ある意味ほれぼれする。


ADに入ると、まず新星堂が消え去っていた。初めて自分でまともにCDなどを買ったのは、ここで、クラフトワークのマンマシーンというアルバムだった事を思い出す。

Man Machine

その他とにかく店舗というものが無い。スペースガラ空きである。奥のエスカレーターで1階に上がろうとしたら、下りのみ。エレベーターに乗ったら妻が間違えて2階を押していた。2階は案の定スペースガラ空きでろくな店舗がない。しかしなんと3階行きの上りのエスカレーターが動いていたので、3階に行ってみる。すると憩いのスペースと称して、椅子とテーブル、自販機1台、その他は見事に何も無い。そして見事に誰も居ない。電気をつけておくだけ無駄なんじゃないのか、と思わせる真のがらんどう。平日だし、夕方だし、学校帰りの学生がたむろしてもいいようなスペースだが、おそらくそういう事も無いのだろう。ある意味、果てを見た。デプラスモン(現ハンジロウ)の記憶も単なる思い出と化した。


そして最後に一階へ。一階はまあ流石に昔からの伝統な感じで、高級服屋がまだちゃんと入っていた。その中でSeagull directionという店があったのだが、ここはまあかなりまともというか、秋田にもこんなセレクトショップがあるのか!?と驚いた。ええふりこきの文化というか、秋田の人間は基本的にファッションに気を使うものだと、東京に行って以来思い込んでいたが、帰ってみると、そんな事も無かった。みな生活でいっぱいいっぱいなのでしょう。以前よりも皆が皆、服に気を使わなくなっているように見える。そんな中でも、灯は消えて居なかった、そう思わせるようなグッドセレクションである。調べたら店のページもあった。
http://www.seagulldirection.com/main/main.html
秋田市、大館市、盛岡市の3店舗だそうだ。がんばってほしいものです。働くようになって金が入ったら、何か買おう。また、買えるように、早いところ仕事が見つかれば良いとまあモチベーション高まった。


ファッションアベニューADについては、中華街にする構想があるそうな(未確認)？中華街でもまあ実現出来ればいいけど、とにかく何とかしないとね。テナント料を激安にするとかなんとか。じゃないと、消えるのは確実に時間の問題だ。ま、消えても別にかまわないのではあるが、やはり生まれ育った街に対する愛情というものが心にありますわな。