独りで強く立て

都会ではネットカフェを常駐のねぐらとする若者が増えている。
だけども問題は今日の雨傘が無いというわけではないが、どうにも不安が広がり、
気持ちが折れる時がしばしばある。


そんな時はとりあえず精神的に独りで強く立てと己に言い聞かせる。
その為には何より、自分らしくいる事を強く心がける事が大事だと思う。
己のコンプレックスは、それほど良いものではなくとも、それも個性だ。
規範なんて気にするな。自分で考えて、実行しろ。それだけ。
当たり前の話だが、そういう事を思い出し、己に言い聞かせる。


余談ではあるが、ファッションというもの、ひょっとしたらそういう為にもある。
自分らしさを自分で確認しつつ、外界にアピールする。
己の思想・信条・準拠集団・思想的、社会的地位のようなものを。
それは時に独りで強く立つ為に、大いに頼りになる。


気持ちの上で独りで強く立てたら、ボロは着てても心は錦、と言ったもんで、
まあ上記のように、出来れば貧乏でも生地の良い服が良いのだが、
立つためのもので、立てればボロでもまったく問題ないさ。
話がそれた。気持ちの上で独りで強く立てたら、物理的にも、独りで強く立ちたいものだ。


世界史を学べば学ぶほど、社会は個人の為ならずといった事がよくわかる。
王はありえないほどの社会不安を巻き起こし、そのたびに民衆は命を賭して戦ってきたのさ。
戦士達は死ぬ事よりも、身体障害を負って生きる事が恐ろしい、と言ったこと。
その事についてもずっと考え続けている。つまり


社会は味方ではない。むしろ敵だと言ってもいいかもしれない。
敵には勝たなくてもいいが、負けてはいけない。
ましてや何かをあてにしたり、頼ったりしてはいけない。
理不尽を嘆くよりも、どうしたら良いかを考える。独り独りが。みんなの事も考えて。
とりあえずそうしようぜ。