Holger Czukay

世の中には様々な音楽があるが、1980年前後くらいの音楽というものは、いつ聴いても常に新鮮な驚きに満ちている。


http://www.mixoftheweek.com/mixes/motw263.html


ここからダウンロードしたMIXにHolger CzukayのPersian Loveという曲が入ってて、初めて聴いたのだが、衝撃を受けた。この人を突き放したようでかつ深く包み込まれるような、なんとも言えない豊潤な音楽。驚く事にこの曲はかつて「サントリー角瓶」のCMソングとして使われていたそうです。豊潤な時代だ。ウイスキーグラス片手にこの曲を聴く、このイメージを思い起こすだけで心の中も豊潤になりそうだ。


この曲の入っているCDはAMAZONではやはりプレミア価格がついていたが、TOWERとHMVで調べたら、3月25日に再発されるらしい。なんとタイミングの良いことだ。


ちなみにこのMIX、いくつかナゾの名曲が。Louis Chedidという人のFontanaという曲はいかにもあの時代っぽいチープな音色が最高。どうやらフランスのシンガーらしいです。Graziano Mandozziという人のDie neue Giselleという曲はいわゆるムーグミュージック なのだけれど、哀愁たっぷりかつ、YMCKのようにファミコンの音っぽく聞こえてもきたり。このアーティストに関しては検索しても全く解らなかった。あとDie Doraus & Die MarinasのFred vom Jupiterという有名なバカ曲も入ってるのだが、サビに入る所で音飛びしてる。あとこの曲をジョージハリソンの次に持ってくるのは聴いててさすがに違和感がある。という事でMIX的にはいまいちな感じだが、レアで新鮮な曲が聴けるという点で価値のあるMIX。