マンガ喫茶

 先週末マンガ喫茶に行った。しかし全然読むのが遅くて参るね。「イレブン」のジャンプコミックスが1巻から15巻まで。「女帝」を4巻まででもう時間(7時間)ときた。何故だ?

イレブン (1) (講談社漫画文庫)

イレブン (1) (講談社漫画文庫)

 昔祖母の家に行くと、親戚の家からもらって来た月刊ジャンプがあった。なので80年代後半の月刊ジャンプ連載漫画にはノスタルジックな思い入れがある。これはその中の一つ。ちなみに他には「わたるがぴゅん」「かっとび一斗」などスポーツ漫画のヒット作が多い。あと「やるっきゃ騎士」とかもあったな。これが人生初めてのエロスとのふれあいだったんじゃなかろうか。でまあこの「イレブン」。当時は作者の名前とか全く意識しないわけだが、改めて今見てみると、高橋広って誰?って感じがした。そんな名前の人だったっけ?と。なんか絵とかちばてつや・あきお系でメジャーな感じがあったので、この平凡で地味な名前にはがっかりさせられた。しかし1巻の巻末にちばてつやの文が載っており、これによると「高橋君はあきおの所で長年アシスタントをしていた」との事。なるほどなとおもいつつさらに驚愕の事実が。原作者の七三太郎がちばてつやの弟!?だという。じゃあモロちばブラザーズ系列のさわやかスポーツ漫画じゃないですか。ところで「キックオフ」のちば拓は関係無いよねさすがに。
 で内容はというと、いちいち「あったあったこんな場面」のオンパレードなわけですが、なんつうかサッカーの詳しい戦術とかは自分は解らないのだが、その辺が意外にリアルな感じというか。何巻かの巻末文でなんかサッカー関係者の人が「作者の方はサッカーを判って描いてらっしゃいますね」みたいな事を書いていたので多分リアルなのだろうと思う。その辺あきお先生譲りなのだろうか。「キャプテン」は一冊くらいしか読んだ事が無いのだが、地味かつ通な戦略とか、そんな感じの漫画だったと思うので。でまあこのイレブンはスポーツ漫画の基本中の基本「天才の短期間での成り上がり」っぷりが実にさわやかに描かれておりますね。
女帝 15 (芳文社コミックス)

女帝 15 (芳文社コミックス)

 なんか15巻と16巻の画像しかありません。これは知子が持って来たのだが面白いというので読んでみる。確かに面白い。なんやら眞鍋かおりが友達に勧められて読んだら面白かったという話で持って来たらしい。というわけで、勧められて面白い漫画大賞という事で。しかしマンガ喫茶芳文社の漫画とかそういうコーナーに普通に真っ先に行くようになったらおっさん確定なのですが、そろそろなりそうで怖い。