火振り

角館における「火振りかまくら」という伝統行事、これに行ってみたのだが、
これが丁度良い湯加減の非常に良い祭りで、是非来年も参加したいと思った。
たき火があり、そこに振り用のわらを焚きつけて、振り回すという話なのだが、
これが誰でも自由に参加可能だと言う自由さが良い。
火を振り回すのは、単純に楽しい事だ。過去でも未来でもかかわりなく人類共通のエキサイティングな行為だ。
エキサイティングがアバウトに楽しめる、これだけでも価値のある事である。
そしてそういう事は人が多すぎると難しい。危なっかしい。
つまりある程度小ぢんまりでなくてはならない。
だから必然の小ぢんまりだし、それゆえ小ぢんまりのネガティブな側面を全く感じない、というわけだ。
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あと冬のまつりは雪が幻想的で美しいが、寒いというネックがある。
これが火振りかまくらでは常にたき火なわけで、寒くなったらたき火にあたれば良い。
また会場を取り囲む屋台も必要十分な数であり、なんか食べたりすれば良い。


そしてそんなたき火の強みを生かして、20:00からは冬花火である。*1
これも思ったよりも本格的、必要十分もしくはそれ以上な発数であり、これだけでも価値がある。


あとこれが角館って所もポイント高い。場の雰囲気がいいんだよ。


という事で角館における「火振りかまくら」という伝統行事に地方の冬まつりの一つの理想を見た。
今まで行った事が無かったし、他の秋田県人もあまり行ったとかいう話を聞かないが、
是非一度行って火を振ってみる事をお勧めする。

*1:冬の花火って何故無いんだろう」とか言ったら、妻と、一緒に行った妻の友人から同時に「寒いから」という回答をたまわった。